バイタルリアクトセラピーの特徴

 バイタルリアクトセラピーは、単に痛みや症状を楽にするだけのものではなく、
「身体が自身を治すことのできる力」=「自然治癒力」を取り戻す治療法です。

身体が本来持っている「自然治癒力」が治す

もしあなたが深い傷を負った時にはどうしますか?
病院で縫ってもらうことになりますが、縫った後しばらくすると皮膚は再生され、完全に傷がつながった時点で抜糸となりますね。
しかしここで、「医師が直接治したわけでない」ということがお分かりでしょうか? 医師はあくまでも傷がふさがるように手助けしただけで、実際に皮膚を再生して傷を修復したのはあなたの体が本来持っている「治す力」です。
たいした傷でなければ縫わなくても放っておけば自然に治ってしまいますが、それもまた治す力によるものです。
このような「治す力」は生まれながらに人に自然に備わっていることから、「自然治癒力」と呼ばれています。

治ろうとする気持ちが自律神経を働かせる

脊髄神経には「末梢神経」と「自律神経」があり、自律神経はさらに交感神経と副交感神経に分かれています。まず「末梢神経」ですが、この神経には、脳で考えたとおりに体を動かす運動神経と、痛みや温度を感じたりする知覚を脳へ伝える知覚神経があります。一方「自律神経」は、自分の意思では動かせませんが、体を円滑に機能させるために日夜働いている、言わば「縁の下の力持ち」のような神経です。
自分の意思で動かせない自律神経ですが、気持ちが動いた時、それに応じて変化します。たとえば内臓の入り口である口では、「食べたい」と思った ときに唾液が出ますし、何かに驚いた時に心臓はドキドキするものですね。つまり心が動くことで、自律神経は働くわけです。だからこそ、治療においては「治ろうとする気持ち」が重要となります。「治ろう」と思ったときに自律神経は、その思いに協調して全身の機能を調整してくれます。

肩こりや腰痛などの痛みは神経圧迫が原因

さて、この大切な脊髄神経の働きを低下させる最大の原因が神経圧迫です。
神経圧迫がどのような状態であるかを理解するには、正座をした状態を思い出してください。ちょっと座っただけでも足が痛くなるものですが、これ は正座によって脚へ向かう神経が圧迫されたことで痺れが起こり、やがて痛みになるのです。足の痛みを紛らわせるために、ちょっと足をさすったり軽く叩いた りしてみると、少し感じが変わって楽になったような気がしますが、そのうちに完全に感覚がなくなっていきます。

実は肩こりや腰痛に代表される体の痛みは、ほとんどこの「正座の痛み」と同じ仕組みで起こっています。つまり、神経の圧迫とそれによる血液循環の悪化が原因です。

背骨の歪みが神経圧迫を引き起こす

大切な脊髄神経を守っている背骨ですが、一つ弱点があります。
それは、背骨が「動く」ということ。24個の骨が積み重なっている背骨はさまざまに動きますが、急な動きや事故によるショックがあると、いくつ かの骨が正しい位置に戻れないことがあります。このような歪みがあると、背骨の間から出てくる神経は圧迫され、自律神経と末梢神経の機能が低下するため、 自然治癒力が十分に発揮されず、さまざまな症状へとつながっていくのです。
正座のたとえで言うなら、「足を伸ばすこと」「正座から立たせること」が、神経圧迫を取り除く治療の第一段階です。

痛みの感覚が戻ることが治療への第一歩

さて、ここで重要なのが「正座から立った後に何が起こるのか」ということです。長時間正座した後で足を伸ばすと、さっきまで麻痺しきっていた足 が、ビリビリ、じんじん…。痛みとしびれが混じった苦痛が襲ってきます。これは、圧迫され麻痺していた神経が正常な感覚を取り戻してきた事によって起きる 苦痛です。
バイタルリアクトセラピーの治療においても、稀に神経の圧迫が解消されることで、痛みが一時的に強くなる場合があります。それは「正座の後の足 の痛み」と同じ。
あくまで一時的なものなのですが、そこで、「正常な痛みの感覚が戻ることこそが治療への第一歩だということを、十分に理解していただく必要があります。

そして神経の圧迫が解放されれば、あなたの本来持っている自然治癒力が働きだし、体は根本から良くなっていくでしょう。